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上岡直見写真集
水と鉄道
人の暮らしを支える

¥953(本体価格)
170mm×182mm(Mサイズ・48頁・カラー)
私は1980年ころから全国のローカル線を撮り歩いていたが、やがて公私ともに余裕がなくカメラを手にすることもない休眠期間があった。2008年から写真を再開し、ようやく調子が戻ってきたと感じていたところに東日本大震災が発生した。表紙の写真は宮城県の気仙沼線である。日本の原風景をのどかに走るローカル線の列車。しかしこの風景は2011年3月11日の津波により失われ、線路は土砂の山と化した。復興に向けて議論が続いているが、この風景はいつ戻ってくるのだろうか。津波だけでなく、最近は水害もひどい。ローカル線が次々と被災して復旧の見通しの立たない路線が続出している。気候もおかしくなってるのだろうか。水は森を育て田畑を潤し、海の幸をもたらし、人々の生活を支えているが、ひとたび姿を変えると破壊をもたらす。それでも人々は水と共存して暮らしを営み、人々が暮らすところに鉄道が通る。この写真集では「水と鉄道」のかかわりをテーマにした。まだベスト条件で撮れていない場面も多いが、震災を契機に整理をしたい思いもあり写真集にまとめた。すべての写真は車を使わず公共交通と徒歩で撮影したが、四国ではお遍路さんと間違われたこともあった。それぞれの土地の文化や言葉に触れるのもローカル線撮り歩きの楽しみだ。

著者略歴
上岡直見(かみおか なおみ)
1953年生
1977年〜2000年 技術系の企業に勤務の傍ら写真を始める
2000年〜 企業を退職し環境団体で活動中
1993年4月〜1995年3月まで 月刊誌『悠』にフォトエッセイ「汽車旅折々」を連載
『素晴らしき鉄道旅行』(弘済出版社)ジャケット写真など
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