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創業110年記念事業「復刻版 別子鉱山写真帳」を制作しました 2011年 10月 20日

 このたび、弊社の創業110年記念事業の一環として「復刻版 別子(べっし)鉱山写真帳」を制作致しました。
 当写真帳は明治31年(1898)、弊社創業者である光村利藻(みつむらとしも)が関わり、当時隆盛を極めていた別子鉱山(現愛媛県新居浜市)を撮影した36点の写真をおさめる写真帳の復刻版です。


 光村利藻(1877〜1955)は、父弥兵衛が残した巨万の富を写真や映画、刀剣、自転車といった様々なものにつぎ込んだ趣味人であったと伝えられています。殊に写真および印刷に関しては、明治24年に芝居への熱情が高じてカメラを入手してから、持ち前の凝り性も手伝ってめきめきと腕を上げ、明治34年には弊社の前身となる関西写真製版合資会社の設立に至ります。また、日露戦争において写真部を派遣し、水師営の会見の撮影を成功させたことは、日本写真史上に残る功績としてよく知られているところです。その後も、自身の審美眼と写真・印刷技術を駆使して「美の再現」を追い求め、弊社事業の礎を築きました。

 また今回制作した写真帳におさめられている別子鉱山は、住友家の経営の下、江戸時代から昭和にかけて約70万トンもの銅を産出した日本有数の銅山でした。あまりにも急激な近代化ゆえに、山林の濫伐や煙害による被害に苦慮した時期もありましたが、毎年100万本以上にもおよぶ植林事業をはじめとした環境対策を敢行した結果、現在は緑深い森が再生しています。

 住友史料館にて100年以上にわたり保管されてきたこの写真帳は、現存する数少ない明治期の写真であると同時に、日本の近代化を記録した貴重な歴史資料であり、また弊社にとっては美の創出や技術革新に挑み続けてきた創業者精神に触れえるものでもあります。
 今年、弊社は創業110年を迎えます。この別子鉱山写真帳復刻を機に、印刷物を介した「感動伝達」という企業理念を、いま一度全社員が心に刻み、社業の発展に一層努めて参る所存です。


中面1(鉱山人家之一部)


中面2(新居浜製錬工場)

※「別子鉱山写真帳」原本は住友史料館所蔵
※「復刻版 別子鉱山写真帳」は国会図書館ならびに各都道府県立図書館に寄贈しました。ご覧になりたい方は各図書館へお問い合わせいただけますようお願いいたします。