株主・投資家の
皆様へ
MESSAGE FROM THE PRESIDENT
既存事業の収益構造の改善と新規事業の展開を推し進め、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指します。
2025年12月
株主ならびに投資家の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。第124期上半期(2025年4月1日から2025年9月30日まで)の決算を行いましたのでご報告申し上げます。
経営環境について
国内経済は雇用や所得環境が緩やかに回復する一方で、物価は上昇し、米国の関税政策の影響や地政学的リスクの高まりなど、不安定な国際情勢もあり、先行きは依然として不透明な状況が続いています。
印刷業界におきましては、生活様式の変化やデジタル化の進展により紙媒体の需要が減少する一方、燃料費や原材料価格の高騰も続くなど、依然として厳しい経営環境が続いています。こうした状況の中、当社では印刷技術を活かした新たな分野への展開を進め、市場の変化に対応しながら事業機会の創出に取り組んでいます。
印刷業界におきましては、生活様式の変化やデジタル化の進展により紙媒体の需要が減少する一方、燃料費や原材料価格の高騰も続くなど、依然として厳しい経営環境が続いています。こうした状況の中、当社では印刷技術を活かした新たな分野への展開を進め、市場の変化に対応しながら事業機会の創出に取り組んでいます。
業績について
当中間連結会計期間の業績は、売上高が66億95百万円(前年同期は69億61百万円)となりました。これは、印刷事業において自治体の刊行物など商業印刷物の減少が影響したことによるものです。一方で、製品価格の適正化が奏功し、営業損失は1億2百万円(前年同期は3億8百万円の損失)、経常損失は49百万円(前年同期は2億37百万円の損失)となりました。また、法人税等調整額△2億15百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する中間純利益は1億28百万円(前年同期は3億44百万円の損失)となりました。
取り組みについて
印刷事業においては、エネルギー価格や資材価格の高騰が続く中、製品価格の適正化に取り組み、成果が着実に表れつつあります。引き続き、運賃請求の適正化などに取り組み、収益構造の改善に努めています。また、プラスチック使用量を削減し、環境配慮とデザイン性を両立した紙製軟包装の受注活動を開始するなど、新たな分野への取り組みも進めています。生産面では、印刷工場の集約・統合による効率化を図り、グループ全体で機械稼働率の向上と内製化の推進に取り組んでいます。さらに、新たに生産を開始した「専用封筒」や、小・中ロット生産に対応した加工設備の効率的な運用に取り組むなど、柔軟で安定した生産体制の構築を進めています。
産業資材製造事業においては、一部の製品で量産出荷が安定的に推移する一方、取引先の開発スケジュールに遅れが見られる製品については、課題解決への対応を進めています。また、今後の事業拡大に向けて、新たな販路開拓にも取り組んでいます。
なお、当社が保有する北品川棟につきましては、10月1日より底地の賃貸を開始しました。
産業資材製造事業においては、一部の製品で量産出荷が安定的に推移する一方、取引先の開発スケジュールに遅れが見られる製品については、課題解決への対応を進めています。また、今後の事業拡大に向けて、新たな販路開拓にも取り組んでいます。
なお、当社が保有する北品川棟につきましては、10月1日より底地の賃貸を開始しました。
今後の見通しについて
2026年3月期の通期連結業績予想につきましては、売上高148億円、営業利益1億円、経常利益2億円、親会社株主に帰属する当期純利益1億円としています。また、期末配当予想につきましては、1株あたり50円としています。
当社グループを取り巻く経営環境は依然として厳しい状況が続いていますが、既存事業の収益構造の改善と新規事業の展開を推し進め、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指します。
株主ならびに投資家の皆様におかれましては、引き続き倍旧のご支援とご鞭撻を賜りますよう、ひとえにお願い申し上げます。
当社グループを取り巻く経営環境は依然として厳しい状況が続いていますが、既存事業の収益構造の改善と新規事業の展開を推し進め、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指します。
株主ならびに投資家の皆様におかれましては、引き続き倍旧のご支援とご鞭撻を賜りますよう、ひとえにお願い申し上げます。
経営方針
財務・業績