美術印刷の歴史
・印刷技術HISTORY &
PRINTING TECHNOLOGY
美術印刷の歴史
作品がもたらす感動を、人々に伝えるために。
光村印刷の原点は創業者の光村利藻。日本で初めて映画を撮影した人物として知られ、写真、絵画、映画など芸術に強い関心を示す、好奇心旺盛な趣味人でした。1901年に関西写真製版印刷合資会社を創立してからは、世界最大・最多色の木版画「孔雀明王像」をセントルイス万博に出展し、名誉金牌を受賞するなど、飽くなき美の再現を追求し続けました。利藻の芸術への憧れと畏敬の念は、社員一人ひとりに受け継がれ、人の心を動かす美術印刷を生み出す原動力となっています。
印刷技術
作品に込められた心の温度までも再現し、伝える技術。
色彩や質感などの作品の再現性に関わる多くは、生産に携わる社員の経験と技術、そして感性によって作られていきます。さらに、経験豊富なプリンティング・ディレクターが、撮影段階から印刷の最終工程まで、責任を持って一貫管理する体制を整えています。こうした印刷に対するクオリティの高さが評価され、著名な作家の方々から厚い信頼を獲得するに至っています。
大竹伸朗ビル景1978-2019
「第61 回全国カタログ展図録部門」において、経済産業大臣賞を受賞
「JAPON-JOCONDEモナリザ百微笑」
モナリザ日本公開を記念して中村誠、福田繁雄の両氏が制作(1974年)
活版印刷により、見ても触れても美しい図録になっている